先日駿台模試の過去問を入手しましたが、それはあくまで問題と解答のみで、平均点とかの情報が一切分かりません。しかしやはりやるからにはデータがそれなりに欲しいわけです。
例えば自分の志望校の過去問をやってみて、仮に6割とれたとする。
この時点で問題の難易度は分かるとしても、果たしてそれが合格最低点と比べてどうなのか、合格しているのか、不合格なのか、そういうことが分からずにやっても、なんかもやもやしますよね。
だから調べました。こういうデータはネットでググれば出てきますが、自分の中で整理して持っておきたいので。ブログのネタにもなるし、感想などもあるので挙げておきます。
第2回高2駿台全国模試教科・科目別平均点<2020年10月>
- 英語・・・62.9
- 数学・・・64.9
- 国語・・・76.2
このデータ自体は2日前の記事で取り上げていたのですが、今回はそれ以外のデータも取り上げていきます。何度見ても平均点の低さにげんなりです。
第2回高2駿台全国模試成績集計コース別平均点<2020年10月>
- 英数国・・204.1
- 英国・・・139.1
- 英数・・・127.8
平均点は3割以上4割未満といったところです。
第2回高2駿台全国模試設問別別平均点<2020年10月>
今回お見せしたかったのはコレです。
英語の設問2、設問4、および数学の設問4の平均点が2割未満となっています。
そもそも駿台全国模試は、
難関国公私立大学や医学部医学科などを志望する学力上位層を対象としたハイレベル記述・論述模試です。難関大学に早くから照準を絞っている学力上位の母集団の中で、到達学力レベルの把握、全国規模での個人の学力の位置づけの確認ができます。
という位置付けの模試です。この学力上位層は文法や語彙などの知識に関しても当然高いレベルを備えているにも関わらず、30点満点で5点が平均とは異常です。
さらに細かい配点をいうと、このうち4択問題が3点×6で18点分あり、並び替え問題が4点×3で12点分となっています。
18点分を全員が適当に答えたとすると、確率的に4分の1、つまり4.5点にはなるわけですから、5.1点という平均点はほぼ運+αの点数でしかないのです。
簡単な問題だと差がつかないのは理解できますが、ほとんど誰も解けないような問題を出す意味はあるのでしょうか。
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