合不合判定テストとは、四谷大塚が主催している中学受験で最も受験者が多いと言われている模試です。
このテストは6年生の間に全部で6回行われますが、より精度を高めるために、平均の偏差値で話を進めていきます。
合不合の偏差値についてですが、50%合格の可能性のある偏差値としては、以下のようなイメージです。
- 70・・・灘
- 67・・・開成
- 64・・・麻布
- 61・・・慶應普通部
- 56・・・芝
- 52・・・城北
中学受験の偏差値は特に高校受験の偏差値と比べるとかなり低めに出ることになります。城北高校を例にとると、52という事なのでほぼ平均に見えますが、高校受験の偏差値となると69となっています。
これは中学受験では簡単に入れるけど、高校受験では難しくなる、だから中学受験した方が得だ。という意味ではありません。
理由は以下の漫画が分かりやすいのではないでしょうか。2月の勝者、オススメです。
手元にある資料(令和2年の卒業)では、この合不合の偏差値ごとにどの大学に進学したのかというデータがあるので、公表してみたいと思います。複数の大学が掲載されているものは、複数人がその偏差値帯ということです。
偏差値(四捨五入)・・・大学名(1校のみ「地方国公立大」に名称変更)
- 69・・・京都大
- 68・・・上智大
- 67・・・北海道大
- 65・・・名古屋大、神戸大
- 63・・・筑波大、立命館大
- 61・・・和歌山医科大(医)、京都大
- 60・・・関西大
- 59・・・大阪府立大学、和歌山医科大、名古屋大、早稲田大
- 58・・・大阪市立大、北海道大
- 57・・・地方国公立大
- 56・・・関西大、神戸大、京都大
- 55・・・鳥取大、福井県立大、大阪薬科大、同志社女子大、同志社大、近畿大
- 54・・・大阪府立大、九州大
- 53・・・九州歯科大、兵庫県立大、地方国公立大
- 52・・・東京農工大、大阪府立大、大阪府立大、東北大
- 51・・・和歌山医科大
- 50・・・地方国公立大、関西大、地方国公立大、大阪薬科大、電通大、近畿大
このデータは関西のものなので、進学先はある程度関西圏が多くなってしまいますが、レベル感は分かってもらえると思います。
この中で京大は3人いますが、小学生時代の持ち偏差値は69、61、56とある程度離れています。56からでも京大が可能というのは、希望が持てる数値です。もちろん56だとしてもある程度優秀なのは間違いないのですが。
合不合の偏差値に対する大学進学先のデータ、いかがだったでしょうか。ある程度の相関があるのは間違いないですが、やはり入学してからの6年間をどのように過ごすかが大事です。
コメント