昨日、一昨日の2日間、とある大学で「学校推薦型選抜」という入試方式がありました。
最近は少子化のせいで、大学全入時代となっており、大学側も生徒を集めるのに必死という話も聞きますが、その選考方式を多く用いて学生一人あたりの受験料を高くする姿勢が見えた気がしました。
具体的には、まず日程が2日間あったわけですが、1日目と2日目は完全に独立したテストなので、どちらかだけを受験してもいいわけです。しかし2回チャンスがあると分かってたら、基本的にみんなが2回受験するのではないでしょうか。
さらに、学科を2つまで判定可能にすることで、〇〇学科は不合格だったけど、△△学科は合格した。という状況がありえます。よってこれも第2志望の学科まで一応書きたくなりますよね。
ここまでで2×2の4通りの判定ができます。ここからが真骨頂なのですが、テストの方式自体に4つのパターンがあり、スタンダード方式、調査書重視方式、高得点重視方式、ベストスコア方式というのがそれです。
要するに色々な方式を用意することで、合格のチャンスがかなり増えるわけです。この4方式にさきほどの2日間受験と2学科判定を全て組み合わせると、全部で16通りの判定が可能となります。
その結果、検定料が爆上げとなり、16判定だと105000円を支払うことになるということです。悟空かよって話ですよ。
これは親としても非常に頭の痛い話だと思います。1判定、つまり普通に1回受験するだけなら3万円ですが、そこから判定が1つ増えるごとに5000円しか変わらないのがポイントです。
合格のチャンスを増やせるのなら、この出費も仕方ないのかなと思わせてしまう、大学側のうまさがあります。
いずれにしても、大学名は一応伏せていますが、こんなピンポイントな記事を書いている時点でもちろんここを受けた知人(K君)がいるわけです。
K君の判定数ははっきりとは知らないのですが、話の内容からすると16判定だった気がしますので、なんとしても合格してほしいと思います。
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