偏差値というのは母集団の中での位置付けなので、どういったレベルの集団が受験しているかによって出方が違います。
ざっくりと進研模試の偏差値70は駿台全国模試の偏差値50に匹敵するという感覚なのですが、
同じ駿台全国模試でも高1と高2で合格のボーダー偏差値が違ったのです
これは当然と言えば当然なのですが、駿台全国模試を受ける層は上位層という固定観念があったので、学年が違うことによる差というのは意識していませんでした。
まず受験者数が違います。
高1と高2の駿台全国模試の受験者数(2021年第2回)
高3の模試は浪人も受験してくるので、さらに偏差値ボーダーが変わっていることが予想されるのですが、高3のデータは持ち合わせていないので、残念ですが高1と高2で比較します。
上記のように、高1が33458名に対し、高2では46599名へと約1.4倍に増加しています。
ただどちらの模試も、ある程度以上の人数が受けている学校名が分かりますが、灘、開成、筑駒といった超がつく進学校は見当たりませんでした。
高3になるとこれらの高校の猛者たちも参戦し、浪人も加わってくるとなると、高3駿台全国模試の偏差値ボーダーはより一層下がるのかもしれません。
逆にそれほどでもないレベル層も参戦してくることで、実は変わらないのかもしれませんが。
高1と高2の駿台全国模試の東大B判定偏差値
わが家的には東大は目指せるレベルではないので、東大について調べても大した意味はないのですが、学部が少なくて分かりやすいので東大で比較してみましょう。
高1駿台全国模試ボーダー
高2駿台全国模試ボーダー
どちらも駿台全国模試のB判定偏差値にも関わらず、差があることが分かります。
特に理Ⅲに関しては高1が74、高2が79と、その差は5もあるのです。
まとめ
つまりこれが意味していることは、
高2よりも高1の方が母集団のレベルが高いので、高1から受験していれば高2になると偏差値が平均2程度あがるのが普通なのではないか
ということです。
高3についても知りたいところですが、データがないので、時間があれば集めたいと思います。
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