Kくんは高校3年生。地方国公立を目指すレベルの高校生です。彼は高3の第1回 全統共通テスト模試(マーク式)のリスニングが、20点以下だったそうです。19点とかその辺です。
ちなみに英検は準2級を受けたけど3回くらい不合格になり、取得をあきらめたとか。
それにしてもこの共通テスト模試はマーク式なので、20点以下というのは、そこらの英語を全く知らない小学生が受けても取れるレベル、20点以上の子がいても全く不思議じゃないレベルです。
もちろん実際には適当にマークしたわけではなく、自分が正しいと思った答えを選んだはずですが、結果としてはあまりさえないものでした。
しかし、その子に5月下旬くらいからリスニングを教えることになり、先日第2回 全統共通テスト模試(マーク式)を受けてきたところ・・・、60点台まで上昇したというのです。
この間わずか3か月弱。僕が教えたのは、このディクテーションだけです。
近くで見ていて、ディクテーションの精度が日を追うごとに上がっているのは感じていましたが、点数にここまで直結するのは想定外でした。
正直言って出来すぎの点数ですから、分からない問題を適当にマークして運よくあってたというケースにも救われているでしょう。
ですが、成果が出ていると思った点も確かにありました。それは、
大問1が全てあっていた
ということです。
共通テストのリスニングは大問1から大問6までありますが、大問1がやはり一番簡単です。
とはいえ配点としては25点もありますから、重要度は高いです。この大問1をノーミスでクリアできているということは、基本的なリスニング力が身についているということです。
同じ点数でも、どういう問題を取れていて、落としているのかはしっかりと見極める必要があります。
共通テスト本番までは残り5か月ほどしかありませんが、彼が本番でどこまでの点数がとれるのか、楽しみにしたいと思います。
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